Yoka-Yoka キャンプレポート

ペイ・フォワード ー コロナ、休校、わたしたちにできること。レポート





わたしたちの前に突然現れ世界中を震撼させている新型コロナ・ウィルス。 しかしわたしたちの目には見えないまま、全国的に小中高校の休校措置がとられることになりました。

突然ぽっかり空いた時間を余暇と捉え、オンラインで普段出会えない人と交流し、自分や自分を取り巻くことへの理解の解像度を高める旅をしよう、笑顔で安心してお家で過ごして欲しいと、3/2(月)にこのYoka-Yokaが誕生しました。 3/26(木)までに、Yoka-Yokaでは約20のキャンプが開かれ、延べ200名近くのみなさんがリビングから学びの旅に出かけてくださいました。


Yoka-Yokaは循環する社会を目指しキャンプ参加費としてドネーションをお願いしてきました。 集まったお金を、休校によって他の困り感を抱えているご家庭に届けるためにはどうすればいいのか?どんな困り事があって、そのサポートをしている人たちは誰なのか?自分ごととして過去にキャンプに参加してくれた子どもたちに再度オンラインで集まっていただき、一緒に考えはじめました。


Yoka-Yokaメンバーの清水、Yoka-Yokaメンバー立ち上げ人の井上がファシリテートを、Yoka-Yokaメンバーガッキーが書記とレポートを担当しています。


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清水)このキャンプは「ペイ・フォワード」って名前をつけたんですが、「自分の気持ちを差し上げる、届ける」っていう意味なんです。突然みんなの前にできた時間を自分の好きなことや興味があることに使えたらなって思いでたくさんのキャンプをやってきました。そして、そのキャンプで集まったお金をどう社会に役立てることができるだろう、誰にペイ・フォワードしたいかな、それをキャンプに参加してくれたみんなで考えたいなと思います。


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「世界ビトになろう」のキャンプで新型コロナ・ウィルスをテーマに世界と関わることを考えた中学生からこんな感想がありました。 「新型コロナ・ウィルスは悪いことばかりもたらすと思っていたけれど、そこから派生するいいこともあったな、という気づきが発見だった。」 と。新型コロナ・ウィルス感染拡大への配慮がきっかけで、なにかプラスの面につながったと思うことはあるかをみんなで話し合いました。


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世界的な話だけど、新型コロナウィルスっていう新しいウィルスができたことで、世界中で協力してその対策に乗り出している(小2)


食べ物やトイレットペーパーなどのありがたみがわかるようになった(小5)


自由時間が増えた。ダンスや絵を書いたり増えて嬉しかったが、暇で暇でしょうがない時はよくはなかった(小3)


プライムで映画をみられるようになった。ワイルドスピードスカイミッション ワイルドポーター ワイルドミッション センターオブジアサースなどを観た(小2)


塾の宿題をやる時間が増えて、成績がよくなって塾のクラスがひとつ上がった(小5)


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清水)

逆に、よくなかったと思うことはどうだろうか?



卒業式の前に休校になってしまった。受験で違う中学校に入学する子もいたから、もっとみんなと遊びたかった(小6)


宿題の量がすごく多くて、どれを提出するのかもわからず、他にやりたいことをする時間や目を向ける時間が減ってしまった。何をやりたいか考える時間も欲しかったし、Yoka-Yokaにもっと参加できる時間も欲しかった(中1)


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突然変わった日常生活。自分たちにも少なからず揺れ動く心の内があることに気づきます。この企画を立ち上げた清水さんは、知り合いの悲しい思いをしている小学生がいると話します。


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清水)

新型コロナウィルスが広がったことで、世界中に感染してしまったり経済的な打撃があったり大変な辛い話ももちろんある。一方で、家に一人ぼっちでいなくてはいけないといった身近な話もあるよね。僕の知り合いの小学校3年生の子は、働いているお母さんが一人。お父さんいなくて、兄弟もいない。学童にいく以外の時間は、ずっと寂しかったって。学校に行けなくなって日常が変わったことで出てきた、”他の誰か”の困りごとを想像してみることはできるかな? ーーーーー 子どもたちの考えがまとまりにくい様子。 もう一段、考えるステップを手前で踏む質問に切り替えました。 ーーーーー 井上)普段みんなは、学校で何をしてる?何をしに学校に行ってたの?


休み時間に友達と遊ぶために!(中1)


友達と趣味の話をしてる(小5)


自由帳に絵を書いてる。書いた絵を友達に見られている(小3)


たまに授業中に友達と合図したりしてる(小5)


授業も受けてるけど、みんなで先生の口癖を数えてる。それがみんなとの話題になっている。(中1)


授業中に、先生のそれた話で笑ったり盛り上がったりしてる(小6)


給食を食べてる(小3)


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友達との時間や、話題が自然に生まれる環境、給食などが子どもたちにとって学校に行く価値となっている様子。


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清水)みんな楽しい時間を過ごしてるんだね。登場人物は、先生、友達、それから自分だよね? 遊んで、ちょっと勉強して(笑)、給食食べてるんだよね?学校がなくなったら、これが全部ポカっとなくなってしまうわけだ。そうそう、学校なかった時、昼ごはんは、どうしてたの?


ママが作ってくれたり、自分で作ったり(小3)


清水)ご飯たべれなかったりした?


コンビニが学童におにぎりを配ってくれたりしました(小2保護者)


清水)宿題わからないことがあったらどうするの?


(宿題は)ないない!ドリルやってないところやっておいて、答えもあるので、自分で(小6)

お母さんやお父さんに聞いた 日中でも夜でも(小3)


清水)お父さんお母さんがお仕事してて、寝るころに帰ってきたとして、わかんなかった宿題どうするんだろう?


答えをみるしかないんじゃないかな(小3)


親たちが学童を運営しなくてはいけないのですが、普段は開所している土曜を、平日の朝から運営している今の期間は閉めてもいいか?という新たな議論が出てきました。バランスが変わってしまったが、土曜に学童が必要な方もいるため判断が難しい。(小2保護者)


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学校がなくなることでちょっとした変化はあるものの、なんとか工夫しながら乗り切ってきた参加者たち。そこで、Yoka-Yoka井上さんが、言います。


井上)みんなは個人として大きく困ったことはなかったかもしれないね。Yoka-Yokaにも参加できたし、お腹を空かせることもなかった。 自分以外の誰かの状況を想像することも大事。エンパシーって知っているかな?誰かの靴を履いてみること、他の人の立場になって考えてみること、なんだよね。

想像してみてください。普段学校でやっていることができなくなって、もしかしたら困っている子がいるかな。


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言い方を選ばなければ、一日のご飯を給食に頼っている子、それは色々な事情で朝や夜たべることができていない子がいるとしたら、学校がなくなり給食が食べられないことで困っているのではないかなと思います。(中1) →食事の問題だね


テレワークできない共働きの家の子だったら、学校で友達と話もできないし、一緒にいてくれる人がいなくて、寂しい(小5) → 孤独の問題だね。


学校ではみんなで考えることができるけれど、学校がなくなってみんなで考えることができなくなって困っている人がいると思う(小1) →誰かと協力することができない問題だね。


家に親がいなくて、親がいないと何にもできない子は、頭がこんがらがっちゃったりして何をしたらいいかわからなくて困っている子がいるんじゃないかなと思う(小4) → 不安の問題だね。


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“今の自分”の心境を観察し、“他の誰か”を想像してみることで、見えてくる世界。


みんなが考えてくれたような問題に向き合って支援している団体が世の中にはたくさんあります。 困っている一人一人を想像するけれども、困っている一人一人に直接出会うことは難しい。困っている一人一人を支援している団体へ、ここに集まったメンバーの想いの詰まったお金を託すことで循環する社会を一緒に創りたいです。 1週間で、ニュースや新聞記事から探したり、家族と話し合ったり、ご両親の知っている人で支える活動をしている人がいないかきいてみたり、自分で調べてみたりして、真剣に「どこに寄付をしたらいいのか?」をそれぞれで考えてきてください。 そして ”なぜそうしたいのか”も合わせて持ちより、次回4/3(金)20:00からの第2回のキャンプで再度話し合い、決定することになりました。


第2回のキャンプへは、第一回に参加していなくても投票者として参加可能です。但し、Yoka-Yokaキャンプ参加者に限ります。ぜひ、Yoka-Yokaに関わる一人として、循環社会を生み出す当事者の一人になってみませんか?

yokayokacamp@gmail.com

メールでお申し込みください。